炎上ではなく、延焼。日俳連が10月15日に出した音声の生成AIガイドラインのうち「故人の声は原則禁止」の部分だけが2日遅れで切り出されて広まり、Xでの議論が3日たっても続いています。🎙️

亡くなった声優の声、AIでの再現は原則禁止 日俳連が新指針
— CNET Japan (@cnet_japan) 2026年10月17日
きっかけは10月17日朝、CNET Japanの「亡くなった声優の声、AIでの再現は原則禁止」という見出し。ガイドラインの発表そのものは15日で、当サイトも16日に取り上げましたが、この見出しが出てから「故人の声」の話題だけが一気に伸びました。
そこからが長い。「NARUTOで例えるなら穢土転生の術は禁止ってだけの話」という賛成派のたとえ、「故人の声がダメならボカロはどうなんだ」という疑問とそれへの反論、「そもそも死後の声の権利は誰が持っているのか」という法律寄りの問いまで、論点が枝分かれしながら10月19日の夜まで続いています。
◆今回のポイント
◆「原則禁止」は法律?
違います。日俳連(約2,600人の俳優・声優が加盟する団体)が事業者に求める自主ルールで、法律で禁止されたわけではありません。ガイドラインの第6条で「事業者は、原則として、故人に関するAI利用を行ってはならず」と定めています
◆例外はある?
あります。故人が生前に出ていたシリーズで、亡くなった時点ですでに制作が始まっていた続編、または本人が生前に出演に合意していた企画だけ。しかも「人間の実演家による代替や引き継ぎが客観的に不可能な最小限の範囲」にとどめ、遺族と所属事務所の書面同意と利用料が必要です。関わっていなかった新作への利用は一切認めていません
◆ネットの論点は?
「穢土転生は禁止ってだけ」と賛成する声が多めですが、「ボカロと何が違うのか」「死後の声の権利は誰のものか」「亡くなった人の声をもう一度聞きたい気持ちはどうなる」と、ルールの是非から気持ちの話まで広がっています。なお「ボカロは声優と契約して許可を取っている」は投稿者の主張で、個々の製品の契約内容を当サイトで確かめたわけではありません

管理人青瀬すい「原則禁止」の4文字だけが歩き出した形ですが、中身を読むと例外も条件もかなり細かく書いてあります。見出しで怒る前に本文、が大事です。
ネット上の反応
本人がもう「その仕事は引き受けません」と言えないことである。
NARUTOで例えるなら穢土転生の術は禁止ってだけの話っすよこれ
そもそも死後の「声の権利」って誰が持ってんの?
あの、ボカロはちゃんと声優と契約結んで許可取ってやってんすわ
生前そうされるのを嫌がってた人を、死んだら生成AIにしてもいいと考える発想が気持ち悪ィよ。
生成AIで亡くなった声優さんの声でセリフを言わせるのは個人的に反対です
生成AIに託すことで新たな文章を読んでもらえる→声優さんの存在を私たちは忘れないでいられる
X上の個人の投稿(10月17日〜20日)を紹介しています(一部抜粋)。
管理人のひとこと

もう一度聞きたい、という気持ちは否定しなくていい。ただ、その声の持ち主が「やりません」と言えないことをどう考えるか。賛成でも反対でも、一度は本人の立場で考えてみたい話題です。




コメント